ほうれい線を脂肪の関係
ほうれい線の原因も基本的にはシワと同です。ただ違うのは、脂肪の多い場所に見られやすいことです。
真皮の下にある脂肪も、コラーゲンやエラスチンによって形成されています。つまり、表皮と皮下組織である脂肪を、真皮が支えているということになります。
真皮が衰えると、支える力が弱まって、顔がだんだん垂れ下がって行きます。
だから、ほうれ線やたるみを感じる場所は、目の下や頬、フェイスラインなど脂肪の多い部分に目立つのです。
また、必ずしもシワができてから、たるむというわけでは有りません。比較的、紫外線の影響が少ない太ももや二の腕の内側なども、シワはないけどたるんできます。これも加齢による真皮が老化してきた証拠です。
40歳を過ぎた頃から女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量は徐々に減ります。エストロゲンが減ると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の合成も減ります。
真皮を元気にするにはビタミンCやB群、レチノールやポリフェノール等の抗酸化成分が効果的です。
あと女性ホルモンに似た働きをする成分(大豆イソフラボン等)が入っている化粧品も、ほうれい線やたるみケアに期待できるでしょう。